休み時間

俺は、凛の居る教室へ行った。

いた....一ノ瀬 凛。

「凛、夢見すぎ。イケメンで目立たない人は、居ないんだって。」

「そんな居ないことぐらい、分かってる。だからといって、モテてる人なんてもっと無理。」

俺は、その話しを聞き、唖然とした。

恋愛中毒者のくせに、モテてる奴が嫌い?

あいつの感覚は大丈夫なのか?

「おい。一ノ瀬 凛。」

「え。あ、優君だ。カッコいい」

「あ?何?」

怖...女の子って、何ですかって笑顔で返してくれるんじゃないの?

まあ、いいや。

「ちょっと来て」

「え。いやです。」

な、あいつ全拒否の笑顔で言いやがった。

予鈴のチャイムがなる。