「言っとくけど私そういうの得意だから(笑」






大希の笑顔に安心した紫織。紫織も立ち乗りした。






「じゃ行くぞ??レディ………」 





紫織と大希は少し屈んで準備した。




「ゴー!!!!」






大希の声と同時に扱ぎはじめた2人。紫織のワンピースがひらひらとゆれる。




「紫織ぃ」



「なに??」





ブランコを扱ぎながら大希が紫織に問い掛ける。





「今年もよろしくな?」




わずかにすれ違う瞬間に大希は紫織に言った。





真っ直ぐ前を向きながら笑う大希を見ながら、




「もちろんだぜい」




紫織も笑った。