「紫織。お誕生日おめでとう」 お母さんが笑顔で言ってくれた。紫織は嬉しくなって、改めて家族だって思った。 「今日はお父さんも帰ってくるって」 「本当に!?やったぁ」 ニコッと笑った紫織、お母さんも笑った。その笑顔はやっぱり親子と実感させた。