紫織の家庭はお父さんが1だった。何でも感でもお父さんが決定を出さないかぎりなにをしてもいけない。 「でも、いい曲だったなぁ」 靴下を乱暴に脱ぎすて、ベッドに座り込んだ。 部屋の電気も付けずにいた。頭の中は倖田來未でいっぱいのようだ。 「あ、大希にメールしてみよ♪」 カバンから携帯を取り出す。ベッドに寝転んでメールを打つ。 「大希……振付け大丈夫かな」 横になったりうつ伏せになったり、紫織は落ち着かないようだ。