気付けば3月、3年生が卒業してしまった。 大好きな佐倉先輩が学校からいなくなってしまった。 私は一度も想いを伝えずにむかえてしまった。 「ありがとう。先輩。」 「卒業おめでとうございます」 誰にも聞こえない声で送った最後の言葉。