遠くにいても好き。

そして、夏から秋に変わろうとしていた時期

いつもどうり、練習をしていると

トイレの方に女の子が2人こちらを見ていたのです。

「先輩ねらいの子かな~」
なんて、佐倉先輩が言いながら通っていきさした。

その日の夜、同級生の同じ陸上部に所属している
春木 梨奈(ハルキリナ)にLINEで

「今日部活の時におったのバレーの先輩やったらしい」

「え。バレー部の人やったんや!」

「その人、佐倉先輩に告ったって」

「…」
うそ…。佐倉先輩に告ったって……

「優?大丈夫?」

「大丈夫。2人付き合うのかな…(泣)」

「でも、佐倉先輩断るんでしょう…」

「だったらいいな~。」
なんてLINEを打ちながら涙が溢れていました。