遠くにいても好き。

それから、1ヶ月がたって今、一緒に学校から
帰っています。

「優、今度の日曜日空いてる?」

「空いてますよ」

「おっまぢ!?デートしよっか優♡」

「なんか、緊張しますね。先輩。」

「優さぁ、俺の彼女なんだから、先輩って呼ぶの
 やめようよ。」

「そんな急に言われても…」

「ほら、下の名前で読んでみて?」

「ゆっゆっゆうとくん。」 

「かわいい〜」

「先輩。はずかしいです。」

「また戻った。お仕置き。」

「え。?」
一瞬過ぎて何がなんだかわからないけど
1つ分かるのが先輩の唇が私の唇に触れたこと。