「よ、よろしく。」







私とのーくんはた、ただの友達……


自分に何度も言い聞かせた。










「うん。よろしく。」






のーくんは一瞬目を見開いてから辛そうな顔をした。



なんでそんなに辛そうな顔をするの?



辛いのは私の方だよ。



そっか…… そんなに私に会いたくなかったんだ……






分かってたはずなのに…… なんでこんなに胸がキューって締め付けられるんだろう……








「あのさ学校案内してくんない?俺なんも知らないから。」









「う、うん。 放課後ね。」









「じゃあよろしく。」