どんなことが起きても


いつものように、お日さまが昇って

空が明るくなる。






今日は月曜日。
高校に行かなくちゃ。


「行ってきます…」






ドアを開けても庭の先の門に大毅は居ない。





とりあえず、今日は学校が終わったら
大毅の病院に行って、大毅にきちんと説明してもらう。



「…よしっ」


気合を入れて、学校へと歩きだした。



学校に着くと、大毅の親友、嵐が声をかけてきて。




「白鷺、白鷺。大毅は?」


「聞いてへんの?」


「なにを?」





「…風邪やってさ」





「風邪?!あいつバカやのに風邪ひいたん?おもろすぎや。笑」


「だから今日来ぅへんから」



「りょうかーいっ」