私の命は、君がくれた最後のプレゼント。

その次の日。

私はまた体育倉庫の前に来ていた

用事は…ない

だけど、何かに引き付けられるようにここにやってきた

昨日は絶対に来たくないと思っていたのに…

不思議

中はいつも通り

怖いので木の陰に隠れる

……みんなが出てきた

不良が倉庫内に戻り、また傷だらけの彼が1人残される

私はそれをばれないようにそっと見ていた

そして彼がその場を離れると、私も静かに歩きだす

これを私は毎日繰り返していた

何でこんなことしているかは、自分が一番よく分かっていない

別に話しかける訳ではない

保健室につれていってあげる訳でもない

ただ……見ているだけ、ずっと

それだけで、何とも言えない達成感が沸き上がる

だけどそれと同時に、胸が苦しくなる

その苦しみが一段と大きくなった時がある

それは突然彼が呟いた時

「誰かがいてくれたらな…」

ねえ、この気持ちはなに…

私はどうすればいいの…そんな日々が続いた

木下君の体はもう傷だらけ

クラスのみんなも流石に傷には気づいているらしく、心配する声が聞こえた

私もいつも彼の傷痕を見ると胸が痛くなった

自分が嫌われてなかったら

自分にもっと勇気があったら

いつも自分を呪っていた

だけどそんな毎日に変化が訪れる