私の命は、君がくれた最後のプレゼント。

私が嘆いていると

「…いったたー」

扉の前の男の子の声がした

すっかり忘れてた

仕方がない、どうせ暇だし、話かけてみるか

もちろん、私だって事がばれないように下を向いて

「あのー、大丈夫ですか?」

そう言って手を差し出す

「あ、ありがとうございます」

男の子は私の手をつかみ起き上がる

「お怪我は、大丈夫ですか?」

「はい、なんとか」

「そうですか。良かった。にしても災難でしたね」

「本当ですよ、僕何もしていないのに。つい最近転校してきたってだけですよ」

「転校早々これは大変ですね」

「ほんと、そうですよ。しかも僕に降りかかった災難はこれだけではありません!なんと僕のクラスの中で無視が行われているらしくって。」

「…………」

「その無視されている子に話かけた僕が非難を浴びたんです。無視されてる子、良い子そうだったのに…。一気に無視を始めた主導者が苦手になりました」

「大変、でしたね」

かけてあげる言葉がこれしか見つからなかった

だってどうみたって聞いた事のある話なんだから

「あ、すみません、愚痴ばっかりで」

男の子が謝る

「いえ、大丈夫ですよ。それより、お名前を教えてくれませんか?」

一応聞いてみる

「僕は1組の木下優里っていいます。あなたは?」

…やっぱり

体が硬直した

「私は同じく1組の木村結羽香です」

そう言った瞬間、彼も固まった