過聖32年872日……
地球の時間でいうと、2017年4月1日。
「いいか、優里。向こうでは絶対に魔法を使ってはいかんぞ」
「分かっていますよ、長老様」
「本当か?
もしも魔法を使ったらこっちの世界へ逆戻りじゃぞ」
「それも知ってます。
というか、僕が行く『地球』という惑星では、魔法が効かないのでしょう?」
「そうじゃ」
「だったら、使う理由が無いですよ。安心してください」
「もしも、病気になった人がいて、その人を助ける為に、治癒魔法を使う事は?」
「無い、というか出来ないですよ」
「…それもそうじゃな。
わしはお主を信じる事にしたぞ。
村の代表として、頑張ってくるんじゃよ」
「はいはい、わかりました。
では、行ってきます」
「体には気をつけるんじゃぞー」
少年は、村を旅だった。
地球の時間でいうと、2017年4月1日。
「いいか、優里。向こうでは絶対に魔法を使ってはいかんぞ」
「分かっていますよ、長老様」
「本当か?
もしも魔法を使ったらこっちの世界へ逆戻りじゃぞ」
「それも知ってます。
というか、僕が行く『地球』という惑星では、魔法が効かないのでしょう?」
「そうじゃ」
「だったら、使う理由が無いですよ。安心してください」
「もしも、病気になった人がいて、その人を助ける為に、治癒魔法を使う事は?」
「無い、というか出来ないですよ」
「…それもそうじゃな。
わしはお主を信じる事にしたぞ。
村の代表として、頑張ってくるんじゃよ」
「はいはい、わかりました。
では、行ってきます」
「体には気をつけるんじゃぞー」
少年は、村を旅だった。