「どうやら、私の妻の大切な人も幸せを手にいれたようです。では、お祝いにもう一曲」

一生さんはそう言ってアップテンポな曲を演奏した。

私と洋ちゃんは手をつないだまま最後まで演奏会を楽しんだ。