『ごめんなさい。
成さんのこと好きですよ。』






私はこうやって無理やり成さんの事が好きだと、言ってる。







ねぇ、私の幸せはあるのかな?






『明日は仕事があるから、もう寝るね。』






「うん、おやすみ」







パタンっ







やっと会えた。







心の中は喜びと後悔が広がっていた。








何で今、再開してしまったんだろう。







私は成さんを傷つけてはいけない、








「葉月は俺の。
一生離さないよ」








あの時の言葉に何一つ嘘はなかったんだね。







私は成さんから離れられない運命にある。








『翔…』







私の悲しみに満ちた囁きはどこか遠くに消えていった。