「くしゅん!寒っ!」

「大丈夫? ていうか、花蓮ボロボロ過ぎだろ!」



翔くんが心配そうにのぞき込む

そして、着ていた上着を私にかけた



「翔くん、いいよ。これじゃ翔くん寒いかもしれないし…」

「俺究極の暑がりだし、花蓮の方がよっぽど寒そうじゃん」



まぁ確かに… 否定出来ない


「ほら帰るぞ」




私はそのまま、半分翔くんに支えられながら家に帰った