「翔くん」
「なに」
私は空いてる小皿を指さして言った
「サラダ、まだ食べてないでしょ」
「やだ」
「だめ」
「やだって言ってんじゃん」
「だめって言ってるじゃん」
らちがあかない…
私はトマト1切れとレタスを少々小皿に入れた
「これだけ、食べて。今日はオムライスにケチャップ使ってるし、さっき大根のお味噌汁食べてくれたからこれで許してあげる」
そう
さっき、なにかスープが飲みたくて大根のお味噌汁を作ったのだ
「いや、むり」
「なんでよ。大根は普通に食べてくれたじゃん」
「大根は別にそんなに味ないじゃん」
あーーーーーもーーーーー!!!!
「良いから食えぇぇぇ!!!!!」
「えっ?!おわっ、グフッ…」
私は翔くんの口にトマトを突っ込む
グダグダうるさいのよ!
野菜くらい、高校生なんだから食べてよ!
「… うえ…」
「吐かないでよね」
「お前が無理やり入れるからだろ」
まぁそうだけど…
翔くんは黙ってモグモグしてトマトを完食した
「偉いでちゅね〜」
「… 口がきけないようにしてやろうか?」
「ひぃぃ!すいません!」
さすがに調子に乗りすぎたか…
その後もレタスをなんとか食べてくれて????楽しい(?)食事は終わった
