好きじゃなく…ない…?~素直になれないお姫様とドSな王子様



顔を洗ってアイロンをリュックに放り込む


もう何もしている暇がない



嘘でしょ!お腹すいてたのに!てかまだ眠い〜
一応時間通り出れたけど…
高校生活3週間目にしては、ブスな登校だ


最悪!!(自分のせい)




その時だった


「あれ?橘さん?」


えっ?!な、なんで?!

そこには今日も爽やかな翔王子がいた


「お、おはよう!って、あ!!」

私今、超絶ブスなんだった!
すこっしも化粧してないし、髪の毛も簡単に二つ結びにしただけ

普通に人に会うのも嫌なのに、まさか翔くんに会うなんて…

「どうしたの?」

「あ…いや… 今日寝坊しちゃって、顔も髪もグチャグチャだから…」

「ふ〜ん…」





ポンッ


え?





気づいた時には私の頭に手を置いて、顔をのぞき込む翔くんがいた

「あ、あんまり見ないでっ…」

顔が近すぎてドキドキが止まらない
今なら恥ずかしすぎて死ねる…

何でそんなに見てるのよ〜…




すると頭に置かれた手がポンポンと音を立てた
え? あ、ああ頭ポンポンされてるっ?!



「な、なんで…「あのさ」


「なに…?」


「二つ結び、可愛いじゃん」





………?






……ほえ?







か、かわ、かっ… ヴっ…





顔がみるみる熱くなる

見つめられた瞳から目が離せない

時が止まったみたい





可愛いなんて…


初めて言われた… でも…


流石にお世辞だよね…
それに、なんて返したらいいかわからないっ!





「か、可愛くなんか…ないよ…」

「そう?可愛かったよ?」

「か、可愛くないから!ありがとうね!」



翔くんはそれ以上は可愛いと言わず、代わりにこう言った




「一緒にいこ!」




あ、爽やかな朝を迎えさせてくださりありがとうございます(土下座)