結局、彼の名前は知らないまま職員室へ行った

結局予想していた通り叱られていた

「お前しか遅刻してないぞ」

「えっ、でももう１人男の人がいました」

「先輩なんじゃないのか？」

でも明らかに同級生だと私は思っていた

あのまだ顔の幼さといい、話し方、仕草がまだ初々しかった

まさか先生が隠してたり?……なんてしないか

でもまたあの言葉を信じて待つしかないかもしれないって事を春は感じ取った

まさかそのことが本当にあるとは知らずに…。