その振りっぷりがよくて、飲み過ぎた頭にくらくらきて座っていたソファに倒れこんでしまった。
「あ、悪い」
そっと俺を支えるようにして起こしてくれた彼が、相変わらず笑っていて。
「何でそんなに笑うんだよ」
笑われている俺としてはなんだか面白くなくて、支えてくれた手を振り払ってしまった。
「浅野君、飲みすぎ」
そんなに飲んでいるの、君位だよなんて笑われて。
お酒はすごく強いわけでも、弱いわけでもないと思っていたけど、さすがに緊張した所に沢山飲んだからか、頭が正常に働いていない気がする。
「もう、飲めないよ」
再び水を口に含むけど、ちょっと気持ち悪くて。
「大丈夫、こんなに酔っぱらっている君に、誰もこれ以上飲ませようと思っていないよ」
皆がカラオケで盛り上がっている中、ずっと俺の隣に座っていた彼。
俺に歌を進めるでもなく、周りの人とも会話を楽しみつつ、静かに俺とも話をしてくれて。
俺の横でお酒を飲んでいたようだけど、見た目は素面かと思うくらい普通で。
「お酒、強いんだな」
「ああ、まあ君よりは強いよ」
相変わらずくすくす笑いながら、カラオケへ来てから何杯目かわからないグラスを空けていた。
「あ、悪い」
そっと俺を支えるようにして起こしてくれた彼が、相変わらず笑っていて。
「何でそんなに笑うんだよ」
笑われている俺としてはなんだか面白くなくて、支えてくれた手を振り払ってしまった。
「浅野君、飲みすぎ」
そんなに飲んでいるの、君位だよなんて笑われて。
お酒はすごく強いわけでも、弱いわけでもないと思っていたけど、さすがに緊張した所に沢山飲んだからか、頭が正常に働いていない気がする。
「もう、飲めないよ」
再び水を口に含むけど、ちょっと気持ち悪くて。
「大丈夫、こんなに酔っぱらっている君に、誰もこれ以上飲ませようと思っていないよ」
皆がカラオケで盛り上がっている中、ずっと俺の隣に座っていた彼。
俺に歌を進めるでもなく、周りの人とも会話を楽しみつつ、静かに俺とも話をしてくれて。
俺の横でお酒を飲んでいたようだけど、見た目は素面かと思うくらい普通で。
「お酒、強いんだな」
「ああ、まあ君よりは強いよ」
相変わらずくすくす笑いながら、カラオケへ来てから何杯目かわからないグラスを空けていた。

