妹の恋人[完]

夜。

ケーキを買って帰宅すると、ソファで眠っているカナコがいた。

「どうしてもこうへいに会いたいって頑張っていたけど、さすがに疲れたのね。寝ちゃったわ」

俺は買ってきたケーキを冷蔵庫に入れると、ソファで寝ているカナコをそっと抱きあげ、カナコの部屋へと連れて行った。

ベッドでそっとおろしても起きなかったカナコは、安心した顔でぐっすり眠っていて。

「おやすみ」

母さんに聞いた話によると、いつもの調子で試験に挑むことができて、とてもいい笑顔で帰ってきたのだという。

この分ならまず間違いなく大丈夫そうだ。

安心したらなんだか疲れがどっと出てきて。

夕飯後そのままお風呂に入り部屋へ戻るとすぐに眠りについた。

翌朝、カナコはいつもどおりに起きてきて俺と一緒に走りながら昨日の試験について詳細に教えてくれて。

難しいことは何もなくて、面接もとても話しやすい面接官だったらしい。

「水泳部がね、すごいんだよ!」

毎年いくつもの大会で結果を出しているらしく。