妹の恋人[完]

そんな噂が流れているなんてしらなくて。

あまりの驚きに、思わず大きな声が出てしまった。

「やーねえ、自覚無し?」

確かに、懐かれたらかわいいとは思うし、寂しそうにしていると抱きしめてあげたくもなるけど。

なんかそれって。

「俺すごいひどくない?」

モテても、なんだか嬉しくない。

「まあ彼女でもできたらまた変わるでしょ」

すっと片手をあげると、いつの間にかマスターが近くへきて。

おかわりを作ってくれていた。