妹の恋人[完]

駅前のファーストフード店でお昼を食べていると、同じ制服を着た人を何人か見かける。

皆、学校帰りにそのままお昼を食べに来ているんだ。

見たことのない人が多いということは年下なんだろうか?

「コウヘイ君、映画見に行かない?」

ポテトをつまみながら高橋さんがチラシを見ながら一つの映画を指している。

お店の入り口に置いてあった、近くの映画館のチラシで。

高橋さんがさしているのは、もうすぐ上映が終わってしまうハリウッド映画だった。

「サスペンスなんだけど、どう?」

どちらかというとアクションがいいんだけど、これといってめぼしいものは上映されていないようで。

「うん、いいよ。何時からかなぁ?」

上映時間を確認して、映画館を目指す。

同じように制服のまま映画を見にきた人も多いようで、映画館は学生であふれかえっていた。

「なんか、制服ばかりだね」