妹の恋人[完]

きっと高橋さんは大丈夫。なんだかそんな自信だけはある。

自分も大丈夫だと思いたいけど、やはりまだどうなるかわからない。

公園内にある屋台で焼きそばとたこ焼きを買い、あいていたベンチで二人並んで一緒に食べる。

「おいしいね!」

外で食べるとどうしてこんなにおいしいんだろうね?なんてとてもおいしそうにたこ焼きをほおばる高橋さん。

彼女から一つたこ焼きをもらい、口の周りに付いたソースを親指で拭う。

「うん、おいしい」

大きなたこが入っていて、ラッキーなんて小さな幸せ。

わたあめが食べたいと言っていたカナコに、癒し系くまさんのキャラクターのわたあめを買って。

おやつに食べたいという高橋さんにりんごあめを買って、食べながら桜並木の下を歩いた。

「夜もきれいなんだろうね」

夜になるとライトアップされるのだる。電球のついた提灯がいくつもぶら下がっていて。

いつか、二人で夜桜なんてのもいいなぁなんて。

受験が終わったらいくらでもできるんだと、なんだかすごく楽しみになってきた。

新学期が始まって、クラス発表で予想通り同じクラスになれた俺と高橋さん。

今年は成績順位に男女の偏りがあったようで、Aクラスは男子の方が人数が多くなってしまっていた。