「ねえパパ~」

「んー?」

「パパって誰が1番好きなの?」

「そんなの、優香に決まってるだろ♡」

「はいはい!そうじゃなくて!」

「娘じゃなかったら今頃...」

「あー!分かった分かった!違うの!」

「何が違うんだ!パパはこんな真剣にっ!」

「じゃあ質問変えるね!毎年4月2日の夕飯は何でしょう!①ハンバーグ②ナポリタン③ポトフ④チーズケーキ」

「ハンバーーーグ!!」

「ブー!正解は全部でしたー!さてそれは何ででしょう!」

「俺の誕生日!」

「おしい!パパの誕生日と結婚記念日だからだよ!」

「そうなのか?去年何してたかな。」

「毎年パパは飲み屋街に繰り出して帰ってきたのは朝!それからずっとトイレに居たよ!」

「思い出しただけで吐き気が……」

「…ねえ、パパ。パパってモテるじゃん?」

「ん?まあ」

「なんでママと結婚したの?」

「あ、あの子可愛い!」

「はぐらかさないの!」

「えー?だってあの子〜」

「じゃあ離婚して好きな人と結婚したら?」

「離婚しても娘と結婚出来ねえぞ」

「そうじゃないでしょ!…そうじゃないの。パパ、なんでママに素っ気ないの?」

「……そうか?普通だぞ?」

「ママ毎年夜中まで起きてパパの事待ってるんだよー?結婚記念日ってちゃんと祝った事ないでしょー!」

「……確かに。」

「そーんなパパに私と優美からの誕生日プレゼントー!」

「おっ!なんだ!?肩たたき券か!?」

「テレレレッテレー♪最上階レストランペア優待券ー!これ使ってデートしておいで!」

「んじゃあ…ゆ「私と優美はその日暇じゃないから!」

「じゃあ誰と行けば良いんだ。」

「はあ...パパ。パパが一番好きな人とに決まってるでしょ!」

「だって...ゆ「離婚したいの!?したくないの!?」

「あ、あの子パンツ見えそう!」

「...はあ、まったくパパは...」