当時19歳だった由美子、短大に通う女子大生だった。

いろんなコンパもイッタし一通り男性たちとも遊んだ、ただこの事件が後々後悔に発展するとは思わなかった。


しきりに男友達が由美子に進めてくる男性がいた、名前を向井君という。


その当時由美子は彼氏がいたので困っていた、ただ初対面の彼は純朴な素朴な子という印象だった。

「大工さんやってるんだって?」「うん」「大変な仕事でしょ?」「確かにね雨降ると休みになるし」

「泥にまみれて仕事するから」「若いのにえらいよね」


そうお嬢様育ちの由美子にはとんと、検討もつかない様子だった。


そばにいる男性は医者とか弁護士、税理士とかそういうたぐいの男性ばかり。


実際に付き合う男性もどこそこの御曹司とかばかり。