「そうですか?普通のテーブルですよ!」 「普通のテーブルじゃないです!テーブルの裏にボタンか何かありますよね?」 「その根拠は?」 「これです。」 と瑞希がテーブルの裏にあるボタンを押した。この時、王子はあるミスをしていた。座る位置だ。本来はボタンがある方が王子のはずだったが、無意識にボタンがない方に座ってしまっていたのだ。すると、部屋にある棚が動き出した。その先には、大きな金庫があった。