ようやく足が治って今日はこの前の
葡萄お礼におばあちゃんから
送って貰った無花果を快晴に届けに行く。


ようやく夏本番でビーチは賑わっていて
カンカン照りの砂浜の下を歩くのは
ちょっと遠慮したいけど…


「いらっしゃいませーっ!!…あ、風香!」


声を張り上げて客引きしてる快晴は
いつもよりキラキラ輝いて見える。


「おはよー!快晴!」 「あ、ゆっこママも!」


「風香ちゃんいらっしゃい!」 「注文は?」


いつものようにテキパキ行動する
ゆっこママは私の憧れだ。


「んー…じゃあシーフード焼きそばで!」


「分かったわ!」 「パパー!シフ焼き!」


「了解! 鈴木ぃそこにあるキャベツを…」


相変わらずたけパパは人使いが荒い…


バイトさんでもすぐ使っちゃうんだから…


ある意味フレンドリー?