海の家に着くと誰もいなくホッとした。


…早くオムライス食べないと…


家でオムライスが待っている…


必死で携帯を探してたとき、
頭上から声がした。


「風香…何やってんだ?」


ちょっと裏返った快晴の声に
こちらもびっくりする。


「い、いえ別に…」


「別に…って携帯のこと?」


「それならここに…「あ、ありがと…じゃあ!」


思いっきり走ろうとしたら
砂に足を引っ張られた。


「…っ///」


あー!もー!なんでこんな時に転ぶかなー!?


「大丈夫か…?「あ、あと紗香を宜しくね…」


「ん?お、おう、」