「はっ!?」
「ずら丸。また怖い夢だな?」
「もう嫌ずら...こんなの」
「...えらかったね」
「頭、撫でて欲しいずら...」
善子ちゃんは動揺しながらも頭を撫でてくれた。
「仕方ないわね。ほら、よしよしよし」
「で、何を買ってきたずら?」
「えーっとねーっ!じゃんっ!」
それは善子ちゃんの好きなものではなく、私の好きなシンガーライフドーナツだった。
「わぁぁぁぁ!ありがとう善子ちゃんっ!」
「いいえ。ま、私の好きなものも買ってきたけど」
私はその後、夢のことを全部話した。
そして、善子ちゃんも一緒に寝て、一緒の夢に入る、という作戦を立てた。
「寝るわよ」
「うん!」