「っ！？」
「ズラ丸～めずらしいわね！あんたが居眠りなんてっ。夜中までゲームしてたの？」
「よ、善子ちゃん...」
あれは、夢だった、の？
私は困惑した。
「ずら丸。また怖い夢見たでしょ。顔に出てる。どんな夢？」
「えっ...と...」
私は夢の事を全部話した。
「ずら丸、怖かったね。えらいえらい」
善子ちゃんに頭を撫でられる。
「...こうやられるのあんまり好きじゃないんだけど...怖かったから今日はなんだか心地いいな」
「ふふっ、ずら丸ったら、可愛いんだから。」
私は善子ちゃんが好きだ。
私は善子ちゃんとずーっといたいんだ。
だけど。
あれが正夢になったら、怖い。
だって、
私が死んだら、善子ちゃんと一緒にいられなくなってしまう。
それが怖いんだ。
ずっとずっと考えていた。
怖くて怖くて、あの夢以来からはその事ばかりを考えていた。