女子高生になったら。。

おしゃれして、メイクして、
放課後遊びに行って
彼氏もできて。

きっと今よりも
キラキラしているものだと思ってた


が、。。




しかし現実はうまくいかない



それどころか




ぼっちである。



私、橋本 結音ピンチである




はぁ今日も独りぼっちかぁー

少しため息をつきながら

授業の用意をするためカバンを開け教科書をしまう

賑やかな笑い声が聞こえる

「ぎゃぁー!」

叫んでいるのはいつも元気いっぱい

クラスのムードメーカー星野 里緒

「里緒!リアクションしてんだよ!」

谷口 翔太がツッコむ

この人もムードメーカー


「これお前が仕掛けたのか!許せぬ」
やられた星野さんは太ももに回し蹴りをする


「痛ってぇー!ゴリラ!蹴りあがったな」

谷口くんがよろめきながら言う

「誰がゴリラじゃ!」

星野さん、が、殴ろうとした。そのときだった


別の男の子が後ろからゴリラちゃん?の手を止めた

「星野やめとけって」

里緒ちゃんは、ピタッと止まった

クルッと振り返り男の子の方を見る星野さん

少し赤くなっている

それもそのはず

後ろにいたのは俺様系イケメンの

長谷川 斗真

「おはよ〜斗真今日は来るの早いね」

「まあね俺やれば出来る子だから」
長谷川が、ドヤ顔で言う

「長谷川がYDKとかありえねー」
と谷口くんが言った

いいなぁー賑やかって

今の私とは住む世界か違うって感じがする

私もあっちの世界にいてたら毎日楽しかっただろうな

彼氏も出来て毎日騒いで理想の世界だったはず


あれ目が霞んでいく

そう言えば今日1時間しか、無かったっけ


話す人いないし寝よう


私は眠りに着いた











「…さん」

「神崎さん」

ん?私は目を擦りながらおきた

すると目の前に星野さんがいた

「神崎さんお昼ご飯一緒に食べようよ」

えっ!!今昼休み!

どんだけ寝てたんだ私は!

「一緒にお昼ご飯。。だめかな?」

星野さんが困った顔で私を見る

何で話したこともないのに誘ってくれたんだろう。。

疑惑もあったが嬉しさの方が増し

顔が少し赤くなる

私は嬉しくて頷いた
『いいよ』