キーンコーンカーンコーン




あっという間に授業が終わり、昼休みとなった。



「奏亜。お昼たーべよ!」

「うん!!」




私と、李砂はいつもと同じ場所、屋上へと向かった。





「あーー。そう言えばさぁ、この間ここで告ってた人いたじゃん。」



屋上につくと、お弁当を広げながら李砂が言う。


あー。この間の………



私はコーヒーを飲みながら頷いた。






「ここで、キスしてたんだって!」






ガハッッッ!

「ちょっ!かなえー!!きたなーい!!アハハ」



私は飲んでいたコーヒーを少しだけ、ほんの少しだけ吹き出してしまった。



「李砂が変な事言うからでしょ!」


わたしは持ってきていたハンカチで少し汚れた制服を拭きながら言った。




「あーー!キス???アハハ」




ゴホンゴホン……
あ"ーー!!!もう!!!



「ご飯!食べられないじゃん!」

「ごめんごめんってー!」




あー!もう!!!李砂ったら!!!
覚えとけよー!