「う、うっさい!喜多方ラーメン!」

「あはははは!喜多方ラーメンだってー!受けるんだけど!」


苗希が隣で大笑いしてる。



「は!?ちょ…!おま!!は!?」
めっちゃキョドってるし。



「あ!星翔君はぁ、スキな人いないのぉ?」
渚々が言った。
あ。たしかに、少しは気になる!



「そーいえば!気になる!!」



さっきの笑いはどこへいったのか、もう収まったのか、苗希が聞いてきた。



「はっ??スキな人??んなモンいねーよ。」

「奏亜ちゃん。なんか聞いてないのぉ?」

「あー。たしかに!!2人は幼馴染なんでしょ??」

「んーーーー、、、」
と少し考えては見たものの、そんな話したことないからな…。




「何もわかんないや。」





そう言った時に星翔が少し悲しんだ表情になったのが分かった。
理由は分からない。




ただ、星翔の顔の変化に、敏感なのは、、、昔からだ。





「その手の話、したことないからな…。」



悲しんだ表情は、してなくて、普段のかおに戻っていた。






…まだ少しだけ悲しんでいるけれど。






………大丈夫なのかな。星翔……