好きで嫌いで、伝えたい

僕は、音をたてて椅子を引いた。
何人かが、僕の方に目を向ける。
だけだ、すぐに興味が覚めた。
僕は、彼女の腕を掴む。
グッと引っ張ると、
僕より少し背の高い彼女は、
フラッとよろけて、
僕の胸に飛び込む。