彼は高嶺のヤンキー様4(元ヤン)






温泉・・・それはお湯に入ることを目的とした行為。

女子だったら生理を理由にして『入れなーい』とも言えるけど・・・・





「じゃあ凛、俺ら風呂に行くから。」

「は、はい!」





色っぽい浴衣姿で瑞希お兄ちゃんが言う。





(いざとなれば、気分が悪くなったと言って、部屋風呂で済ませるように粘るつもりだったかえど・・・・!!)





「あんなことさえなけりゃ、一緒に風呂に入れたんだけどな~」

「す、すみません。」

「気にすんなよ。お祓いでシャワーつかったからもう風呂は、いいってのもわかるし、今回ばっかは怖い思いしたもんな・・・・。お湯でも怖いもんな?」

「はい・・・・!湯船を見ると、僕を捕まえた手のことを思い出しまして・・・!」





(まさか、お化けを理由に断れるとは・・・・)





「お化けを怖いなんて、こんなこと・・・恥ずかしいです・・・・」

「俺はそう思わないぜ、凛?怖さを知らなきゃ、強くなろうって思えないからな?」

「瑞希お兄ちゃん・・・・」

「よしよし・・・誰にも言わねぇからな?」





気弱にふるまえば、私をいたわって頭をナデナデしてくれる優しいお方。





(怖かったのは本当だけど、お化けグッジョブ!!)





こんな思いできるなら、また出会ってもいいかも!



〔★次は凛の邪心も払う必要がある★〕



「そんじゃあな!もう先に寝ちまってもいいからな?」

「いえいえ、ちゃんと起きてお待ちしてます!行ってらっしゃい。」

「ははは!可愛い奴!いってきまーす♪」





私に笑顔を向けて去って行くイケメン。

私の心を奪ったいけないお方に胸ときめく。






「・・・とはいえ、混浴を防げてよかったぁ~!」






内心、今回の旅行で性別をばらすべきか真剣に悩んだ。

無意味とは思ったけどヤマトに相談したら、「ただでさえ、蛇の目とヤクザをブッ飛ばし~の、爆裂弾の兼業に五分刈り君の引き抜き、JAGUARの頭の追加でえらいこっちゃなのに、ますますえらいこっちゃにしたいんかい?」と、もっともらしいことを言われ・・・・断念。

相談も無意味とは言えなかった。