「とにかく、これは総長命令だから文句は受け付けない!わかったな!?」



私の言葉に、さまざまな表情をうかべる仲間達に向かって強引に告げる。






「以上をもって、龍星軍の幹部編成を終了とする!!解散!!お疲れ様でしたっ!!」

「「「「「「「「オ、オス!お疲れ様でした!!」」」」」」」」






背筋をのばしながら叫べば、同じような姿勢で返事をしてくれた。





「はい、お疲れ様です!先輩方にも退場のご挨拶を!!」

「「「「「「「「オス!先輩方、お先に失礼しますっ!」」」」」」」」




私にするより背筋をのばし、90度のおじぎをする仲間達。




「おう、お疲れ。帰っていいぞ。」

「ハメはずすなよ。」

「寄り道しちゃダメよ〜ん♪」

「腕章なくすなよ。」

「わはははは!」

「じゃあ、みんな気をつけて帰ってくださいね〜バイバーイ!」

「バイバイって・・・最後まで緊張感ねーよな、りんどー・・・。じゃあお先ー!」

「それが凛君だろう、悠斗?またな、凛君。」

「あばよ、凛!連絡すっからな!」

「凛さん、お先に失礼致します!」

「夜店で会おうね〜リンリン♪」

「ぼっしぃ〜ご用の際はいつでもお呼び下さーい!」

「真田先輩、失礼します!・・・凛道も。」

「うははは!歩み寄りが見られるのぉ〜ほなな〜!」




最初はどうなるかと不安だった役職決めも、大円満(?)で終わってホッとする。





「へっへぇ〜ん♪どうよ?親衛隊長の腕章!?イカすよな、悠斗?」

「お、おうよ、カンナ!お、おそろいってのが、気恥ずかしいが〜」

「俺、ラジオのお守りか・・・・」

「うはははははは!よろしゅうなぁ〜秀はん!」

「ウェイウェイウェイ!!秀いっち、俺よりもマシ的な〜忍者にリンリンは渡さねぇ!!」

「うふふふ♪俺は我が君に必要とされている〜忍術も使えて最高!」

「とほほほ・・・・凛さんのお側に仕えることが出来る副総長になれたはいいが・・・凛さん次第で、円城寺なんぞの手下にならないといけねぇとは・・・・」

「俺だって、オメーみたいな手ゴマはいらねぇよっ!!」





そう言いあいながら、ガレージに続く廊下を歩いて行く仲間達。

そんな友達に手を振って、お見送りをした。