彼は高嶺のヤンキー様4(元ヤン)






わきあいあいとしている2人を見て思う。



(よかった・・・・)



瑞希お兄ちゃんのおかげで、気難しい円城寺君は総長代行を引き受けてくれた。

瑞希お兄ちゃんとしっかり手を取り合っているので、もう大丈夫だろう。。

手を握り合ってるのが妬けちゃうけど、円城寺君から発せられていたギスギスした空気はなくなっていた。

これで、残りも進めやすくなる。





「ということで、残りの補佐だけど〜」

「はいはい!その流れで行くと〜俺が親衛隊長代行か!?」

「なるほど、代行という方法もありか〜」

「一気に言っちゃってくれよ、凛君!」

「え?そうですか?それじゃあ」



キラキラした目で言う3人のリクエストを受け、一言で終わらせた。



「親衛隊長補佐を長谷部悠斗、遊撃隊長補佐を関山つなぐ、特攻隊長補佐を吾妻秀一に任せる。それぞれ初代の、親衛隊長、遊撃隊長、特攻隊長から腕章を受け取ってくれ。」

「「「普通に補佐かよっ!!?」」」

「?そう言ってるじゃないですか??」




〔★凛は期待を裏切っていることを理解していない★〕




ブーイングが上がったのは、3人だけじゃなかった。



「なんで、こいつが俺の補佐だよリンリン!?」

「ちーちゃん。」

「あり得ない系なんですけど!?説明プリーズ!!」

「え?早く仲良くなってもらおうと思って。」

「そんだけ!?」

「いやいや。遊撃隊長は、遊撃しなきゃダメじゃない?だから、つなぐの力が必要なんだよ。」

「わーい、我が君に必要とされた~♪」

「くっ!俺だってリンリンに必要とされてるから!」

「てか、僕のことぼっしぃーて呼ばないの、つなぐ?」

「その時の気分で呼びますよ、我が君♪」



(だめだこいつ・・・・どうあっても主君呼びする気だ・・・・)




〔★なかなか手ごわい★〕