彼は高嶺のヤンキー様4(元ヤン)






「じゃあ続ける。今度は特攻隊長から発表する。」

「「「「お~~~!!」」」」

「わはははははは!!俺様のターンキタァぁァァァ」





私の言葉で、にぎやかな4人組と百鬼から声が上がる。



「俺の代では特攻隊長は、13代目になる。ハッキリ言って、一番危険な役職だ。敵陣や警察相手に先頭きって、特攻してもらうわけだからだ。チームの守護神、守護役として協力してくれ。そう思って選んだ。」

「うはははは!照れるのぉ~!」

「忍びとは、危険をともなう仕事・・・ついに俺の出陣か・・・」

「だから、誰がお前らって言った関西人と忍者!?」

「りんどーの奴、誰を選んだんだろうな、大河!?」

「・・・・黙って聞いてろ。」

「凛さん、誰にしたんすか?」

「ああ・・・・龍星軍13代目特攻隊長は―――――――」




私の言葉に合わせて口を閉ざす一同。

伝わってくるドキドキに、私も胸を高鳴らせながら言った。





「五十嵐ヤマトくん。」


「「「「「「ぎゃああああああああああ!!?」」」」」」

「うはははは!任しとき!」

「わははははは!!おもしれーじゃねぇかっ!!」





万歳して、手を叩く本人と、満足そうにする初代特攻隊長。

しかし、喜んでいるのは2人だけだった。




「しょ、正気ですか、凛さん!?」

「りんどー、あいつはやめた方がいい!」

「つーか、凛と同じでヤンキー経験もない馬鹿だぞ!?」

「そーだよぉ!ヤマトっちには、俺のサポートしてほしい的な~!ポケモンGOも一緒に出来るし~」

「文句をつける気はないけど、凛君さ・・・・」

「ぼっしぃ~どうして関西人なの?」

「どんな基準で選んだんだ、凛道・・・!?」

「うははははは!照れるのぉ~そんなに言われると♪」

「いや、喜んでますけどヤマト・・・たぶん、あなた、けなされてますよ?基準と言われましてもねぇ~」





全員から質問が出たこともあったので、正直に答えた。