彼は高嶺のヤンキー様4(元ヤン)






「俺はあなたを・・・大好きなぼっしぃ~を困らせたくないからさ。気にしないで。」

「つなぐ・・・」

「あー!?なに、点数稼いでんだよ!?リンリンも、なに感動してる系!?」

「だって、ちーちゃんが大人げないから・・・」

「だよな~今のは、幡随院が悪いだろう?」

「はあ!?ざけんな、秀!凛は右腕負傷させられたんだぜ!?あれぐれーがちょうどいい!」

「カンナさん!?」

「つーか、俺らにまで握手させる気じゃねぇだろうな、凛道・・・!?」

「いや~みんなを信じないわけじゃないけど・・・・円城寺君が嫌ならもうやめとくよ。」

「させる気だったんかい!?」

「つーか、幡随院と俺らを一緒にすんなってのっ!!」

「俺だって、悠斗っちと同じサイズにされたくない系~」

「あんだとぉー!?」

「ちょ、やめてください!」

「うははははは!どや!?にぎやかでええやろう、つなぐ君!」

「そうですね~これなら、ナンバー2も取れやすい。」

「「「「「「「№2!?」」」」」」」

「え?つなぐ、何言ってるんですか・・・??」

「だって、そういうことでしょう~?」





不穏な発言をした人に聞けば、満面の笑みでつなぐは言った。





「ぼっしぃ~の信頼を勝ち得て入ってきた俺を、腹心として懐刀になった俺を、みんなで嫉妬してるってことでしょう~?」

「「「「「「はああああああ!?」」」」」」

「誰もそんなこと言ってませんよ!?」

「うはは!凛!この子、引っ掻き回す系や♪」



〔★それはヤマトもだ★〕



「ということで~長政がしたこと、俺、気にならない♪だって、ご主君であるぼっしぃ~のパートナーは俺なんだもーん♪」



そう言ったことで、一部が殺気立つ。



「ああ!?誰が腹心だコラぁ!?リンリンの片腕は俺だ!!」

「はあ!?ざけんな!凛さんの右腕は俺だ軟弱者ども!!」

「って、可児君も混ざらない!みんな公平でいいじゃないですか!?」

「ちゅーか、実際、右腕はカンナはんやないんか?わし後から来たから、左腕やけどな!うはははは!」

「ばっ!?あ、あたしは、凛のお守り役で~!」

「ああ。君がぼっしぃ~と、ボーイミーツガールのつもりでいる、カンナちゃんだね?」

「誰が主人公とヒロインだコラッ!!」

「おーい、お前らいい加減にしろ。」



ごちゃごちゃする現場に、制止の声が入る。