(よかった・・・・なんとか、上手くなじんでくれそう。)
「ありがとう、2人共!じゃあ、つなぐとよろしくの握手でも~」
「任せて系♪つなぐっち、俺、長政!仲良くしようね~」
「こちらこそ。よろしく、長政。」
そう言って、にこやかな顔で2人の手が重なった。
メキ!
「んっ!?」
「え?」
「ウェイウェイウェイ♪」
メキメキメキ!
握手した瞬間、嫌な音がした。
つなぐの眉がかすかに歪み、あれ?と私が思う間に、さらなる音・・・骨がきしむ音がちーちゃんの手から響く。
「ちょ・・・ちーちゃん!?」
(明らかに握りすぎな手!)
それを注意する前に、陽気なチャラオは言った。
「ウェイウェイウェイウェイウェイ~♪リンリンがそう言うから水に流すけど~♪・・・・・・てめー、俺の凛を裏切ってみろ・・・!俺がブチ殺すからなっ・・・・!?」
「ちーちゃん!?」
〔★長政は釘を刺した★〕
「やめて、ちーちゃん!」
「はーい♪リンリン♪」
そういえば、ペッとつなぐの手を払いのけるちーちゃん。
その態度に、全員が固まる。
特にその後、握手する予定の可児君が、気まずさを通り越して絶句している。
〔★場の空気が悪くなった★〕
「ちーちゃん、なんてことするんです!?」
「えー?洗礼系~?」
「そんなことしちゃダメだよ!つなぐに謝りなさい!」
「プン!今日のリンリン意地悪だから、しーら、なーい♪」
「ちーちゃん!」
「あはははは、いいよ、ぼっしぃ~。覚悟は出来てたから。」
「つなぐ。」
ちーちゃんの態度に、ジンジンしてそうな手をなでながらつなぐは言う。


