「ということで、新しく仲間になった『関山つなぐ』さんだよ。」
「どーも、よろしくー!」
「えええええええええ!?」
「馬鹿野郎ぉぉぉぉぉ!!」
軒猿が引退宣言をした日から数日。
事後報告をするため、たまり場のFelicita(フェリチータ)に集まった全員に、つなぐを紹介した。
あの後いろいろもめにもめて面倒になったけど、「龍星軍に入れて面倒見ます。」の私の言葉で、現在にいたるのです。
この決断に、瑞希お兄ちゃん以外の先輩達も渋々納得した様子でしたが・・・・
「凛道!!馬鹿かオメーはっ!!?」
「凛!刺客を仲間にする奴がいるか!?」
「ここにいます。」
「「うるせぇ!!」」
案の定、円城寺君とカンナさんに怒られた。
「は、はんい・・あんだっけ、幡随院??」
「半解凍とか言ってた系~??」
「半陰陽だろう?」
「ええ??性同一性障害と、どう違うんだ??」
「性同一性障害は、男か女かどっちになりたいか決まってる人で、半陰陽は性別をどっちにしていいかわからなくて、自分で決めなきゃいけない人のことですよ~可児君、ちーちゃん、秀君、悠斗君。」
「「「「ややこしい!!」」」」
こちらもこちらで、混乱している男4人に説明するがツッコまれた。
「うはははは!さすが凛やのぉ~!」
唯一、ワンクッション(?)置いて、知っていたヤマトだけは平気そうだったが・・・
「うははは!おもろい子を仲間にしてまうなぁ~♪」
「全国の半陰陽と性同一性障害で苦しんでる人に謝りなさい、ヤマト!!」
そういう反応も、どうなのだと思う。
「ということで、みんな仲良くしてくださいね?」
「り、凛さんがそう言うならそうしますが・・・・」
「ウェイウェイウェイ!てことで、よろぴこ~!!」
「いやーどうも、どうも、よろしく~」
比較的、穏健派(?)の可児君とちーちゃんは、すぐに受け入れてくれた。
「俺は凛さんの言うことに、従うまでです。」
「ウェイウェイウェイ!わかる~!リンリンのお願いだもんね~♪」
〔★凛が言ったから聞くだ★〕


