「悪いけど、それはできない!だめです!」
「・・・やっぱり、右腕をダメにした俺が嫌ですか?」
「そうじゃないよ!ボスとか、配下とか、時代錯誤というか、そういうのがダメなんです!」
「呼び方、ご主君の方が良いですか?」
「僕の話、聞いてる!?」
「じゃあ、我が君?」
「呼び方もだけど、人間関係の方!僕はね、のきざ・・・・いや、つなぐちゃん!」
「つなぐちゃん?え?ちゃん付けスか?戸籍が女だから・・・?」
「ちゃんなら、男でも女でも、どっちでも通用するでしょう!?僕はね、つなぐちゃん!どっちが上とか下とか嫌なんだよ!つなぐちゃんがそう言うなら、僕は絶対にお断りだから!」
「・・・つまり、対等な立場ならお許しいただけると?」
「そうです!そうじゃなきゃ、自由に気持ちを言いあえなきゃ、友達じゃないよ!嫌なことはいや、嬉しいことは嬉しいって言いあえなきゃ・・・!」
「・・・・・へぇ~・・・・」
それで目を細めながらニヤリと笑う忍び。
「やっぱり、あなたは最高に面白いや。」
「つなぐちゃん?」
「つなぐちゃんはやめてくださいよ。呼び捨ての方が、気が楽だよ。あなたの意見に従いますから、聞いていただけませんか?」
「え?」
「もしも、こんな俺でも友達にして頂けるなら・・・・・・・俺のお願い、聞いてくれますか?」
そう言って私を見る顔は穏やかに笑っていた。
「お願いって・・・?」
「あなたのお側に『友達として』お仕えしたいので、龍星軍に入れて下さい。」
「えっ!!?」
「なに?」
「はぁー!?」
「なんですって~!?」
「そうきたか。」
「わはははは!」
「うはは~」
「お願いしまーす!」
絶叫が続く全員をよそに、私の手を握る両手に力を込めながら頼んでくるつなぐちゃん。
「友達で、お仕えって・・・日本語おかしくない!?」
「パシリでいいです!絶対、お役に立ちますから♪」
「もういいよ、そういうの!可児君系はいいよ!」
「わーい、許可が出た♪」
「違ーう!!違うから!ダメって意味で言ったんです!!瑞希お兄ちゃ~ん!」
「俺に言われても・・・・お前の龍星軍だしな・・・」
「きぃ~!あたし反対!この子、この子、戸籍は女なんでしょう!?つまり、書類上じゃ、凛ちゃんと結婚出来るわけでしょう!?」
「しませんよ!!」
〔★本来の戸籍では無理だ★〕


