「正しい選択をされましたね・・・。」
「恐れ入ります。本当に・・・・みな、真面目に忍者を隠して生きているというのに、こ奴だけがこうなりまして。」
「仕方ねぇじゃん、俺半陰陽なんだよ!?」
「それは理解してると言ってるだろう!?最近では学校サボってまで、ハンターという犯罪に手を染めおって~!!真田さん達からお聞きした時、お父さんがどんな気持ちだったかわかるか!?」
「好きで男に生まれた奴に言われたくない!」
「お前というやつは!!つなぐ、じい様がお前を大目に見ているのも、半陰陽のことがあるからだぞ!?それを私利私欲のために―――――」
「使って何が悪いんだよ!?俺が俺の人生を守るためにやったんだ!権利はあるはずだ!」
「けど、悪いことしたって自覚はあるよな?」
「瑞希お兄ちゃん。」
言ったのは、私の体を抱きしめている人。
「関山つなぐ、お前がどういう相手から金をもらってるかは知ってる。」
「・・・・そうでしょうね。最安値もご存じですかい?」
「298円だろう?いじめられっ子から依頼され、格安で引き受けたんだろう?」
「え!?瑞希お兄ちゃん、それもご存じでしたか?」
「凛もか・・・」
「はぁ、軒猿本人から聞きまして・・・」
「やっす!大阪のたたき売りやん!?」
「つなぐ~!お前というやつは~!!」
「それだけしかないって言うから、まけてやったんだよ!親の財布から、金をぬかせるカツアゲよりはマシだろう!?」
「けど、それが一時的なもんだってこともわかるよな?」
(一時的?)
「それで終わればいいが、ターゲットを変えて、別の奴がいじめられたら意味ないだろう?」
「そこまで俺は責任持てない。」
「だったら、手ぇだすな。特に金が絡んでる場合はな?」
「何であんたにそんなことを言われなきゃ―――――――!?」
「俺らも似たようなことしてたからだ。」
「あ!?そういえば、そうでしたね・・・・」
学生時代、いじめっ子などを怖い方法で処分した話。
それでふてくされていた、軒猿の表情が変わる。


