「ケガや病気で私のところに来る人は、みんな私の患者さんだよ。」
「僕、シゲ先生が慕われる理由わかりました!野獣とか、獅子島さんとか!」
「オイオイ凛助!どういう意味だ!!?」
「なぜ俺だけ、本名で名指しした!?」
「あ!?しまった!」
「「しまったじゃねぇ!!」」
「よせよ、凛は怪我人だぞ!?」
「うっかり本音が出たんだろう~ははは!」
「れーちゃんの言う通りよ~あんたらみたいなムカつく俺様主義のおバカちゃんと損得勘定主義者が素直に従うことってないもーん。」
「あんだとオカマ!?誰が馬鹿だコラ!?」
「まったくだぞ、勘兵衛。」
「ほらなっ!?そういうところが、事実じゃねぇーかっ!?勘兵衛言うなゲス共が!!」
「はいはい、喧嘩するなお前ら~特に凛たんは今、怪我人だぞー?」
「そうだな・・・うちに来て、こんだけ大ごとになったのは、初めてだよな・・・」
「そうなの?」
瑞希お兄ちゃんの言葉を軒猿が聞き返せば、彼は律儀にも返事をした。
「まぁな・・・。今まで、かすり傷ですんでた方がどうかしてる。それを思えば、オメー強いな、軒猿?」
「・・・強いのは凛道蓮君の方だ。」
「え?僕?」
「だました俺を2度も助けたじゃないか?」
「いや、そういうこと言ってられる状況でもなかったでしょう?。ホント、君が無事でよかったです。」
「そーゆーところに・・・降参だ。その、本当にありがとう。」
「こちらこそ。瑞希お兄ちゃんに変身して助けてくれてありがとう。」
「だから俺じゃないって!」
「夢を見たっていいじゃないですか!?」
〔★凛は現実から逃げている★〕
「しかし・・・あの場に俺ら以外がいたとはな・・・」
「姿も見せないでいなくなるとかぁ~イケメンかしらー♪」
「面の皮の話はいい。我々に姿を見せられん理由があったんだろう。」
「そうだな~それは後々話すとして・・・・」
私をナデナデしていた瑞希お兄ちゃんの手が止まる。
「こいつを、軒猿をどうするかだよな~・・・?」
「はははは~」
ギロッと10個の目玉が軒猿をにらむ。
それを受け、おじいちゃん先生が動いた。
「私は席をはずそうか、瑞希君?」
「いえ、即手当てしてやれるように、残ってください。」
「えー!?ボコられること決定済み!?」
〔★制裁の予感だ★〕


