彼は高嶺のヤンキー様4(元ヤン)






「凛をここへ運んだ時、軒猿も一緒に連れてきたんだ。怪我してたからな。ところが、手当てが終わった瞬間、可児がいちゃんもんつけはじめてな。」

「いちゃもん?」

「うはは!文句やねん!『よくも凛さんを~』ちゅーて、それにつられてカンナさんやちーちゃんも不満を口にし出してのぉ~」

「ええ!?大丈夫だったんですか!?」

「強制的にお帰り願った。・・・はずだったんだが・・・なんで、五十嵐がいるんだ、凛?

「え!?僕に聞かれても~~~ヤマト・・・・?」

「うはは!!安全確認やねん♪他のみんなには内緒でっせ♪」

「まぁいいけどよぉ・・・」


(よかった・・・・)




追及することなく、ヤマトの笑顔に呆れる瑞希お兄ちゃんにホッとする。




(ヤマトがここにいる理由は、私の性別のことで、シゲ先生への念押しのためだったんだろうから・・・・・)



バレたら困るもんね?





目だけでヤマトを見れば、ピースされる。

また目立つことを・・・と思っていれば、大きなため息が出る。



「マジでビビったぁ~喧嘩の申し込みかと思った。」

「軒猿。」

「さすがの俺も、元SHIELD幹部候補と爆裂弾と元全国ナンバーワン半グレ総長を一度に相手は出来ないからさ~」

「そんだけのことをオメーがしたんだろうが!」

「あは、すみませーん、真田瑞希さん。シゲ先生もありがとうございます。」

「良いんだよ。」

「そうだぞ~シゲ先生には感謝しろよ!」



私をヨシヨシしながら、説教口調で瑞希お兄ちゃんは言う。



「凛のためにぶちのめすっていうのを、シゲ先生がかばってくれたんだ。」

「この子も怪我人だからね。」

「まことに、かたじけのうございました!シゲ先生!!」

「まさに医者の鏡ですね・・・!!」



〔★良いお手本だ★〕