彼は高嶺のヤンキー様4(元ヤン)






「自分が大事だからナイショ♪凛道君の賞金が手に入れば、その危険ともおさらばできる。金も、安全に手術するだけそろうからねぇ~」

「・・・・・・そんなに、お金がかかるんですか?」

「手術ついでに、しばらく遊びたいの♪」

「聞いてよかったですよ・・・最低だ。」

「最低で結構。行くぞ!!」





バサッ!!





それでぴっちりしたボディースーツが、忍者服に変わる。





「飛び道具はもちろん、武器の使用も何でもあり!!」





右手にクナイを構え、こちらに向けてくる。





「仕方ありませんね・・・・」





ガシャン!ヒュン!ヒュン!








両手に武器を構える。






「僕が勝ったら、涼子ちゃんを返してもらいますからね?」

「勝てたらそうしな。」






無音の中で、立ち会う。




(参ったな・・・下手に動けない。)




だって相手は―――――――



(この敵はかなり強い――――――――!!)





格闘技をしているからわかる。

雰囲気や構えからして違う。

明らかに、相手の方が手練れ(てだれ)である。





(相手がどういうつもりかわからないけど・・・・おそらく、先に動いた方の負けね。)





軒猿もそれをわかっているのか、目を細め、ジッとこちらを見つめている。

見られているとわかる視線。






(とはいえ、いつまでもこのままじゃいられない!涼子ちゃんが――――――――)





金庫の中の涼子ちゃんを思えば、タイムリミットが気になる。





(なにかタイミングがあれば―――――――――)





ピヨヨン、ピー♪



(私の携帯の着メロ!?)





それが開始の音になった。





「「はっ!」」





軒猿が地面をけって突進してくるのに、反射的に私も合わせていた。





「はあ!」



右斜めからクナイの切っ先が降りてくる。





キィイン!!


「くっ!」






片方のトンファーで受け止め、もう片方も払いのける。





(やるしかない!)


やってやる!!





(涼子ちゃんのことを思えば、短期戦で決めてやる。)





だから、今度は私から攻撃した。