頭が、ガンガンする。
夏の日差しも合わさって、痛みも2倍になる。
「これからどうしよう・・・・・・・・」
追い出された以上、フェリチータには戻れない。
彼の言う通り、バイクはヤマトとのところへ預けるしかない。
ガックリする思いで、赤信号に従って止まった時だった。
ピヨヨン、ピー!
「あ、メール?」
まさか!?瑞希お兄ちゃん!?
「帰還のお許しメールかも!?」
そんな期待を込め、バイクを車道から移動させる。
近くの路肩に止めて、メールを開くが・・・・
「え?涼子ちゃん?」
表示されていたのは『小林涼子』の名前。
「何で涼子ちゃんが・・・?」
無名の件名を見ながら考えてハッとする。
「まさか!?僕の今のもめごとの件で、涼子ちゃんにも連絡が行った!?」
ありえる!
(それで彼女が困って、私にメールしてきたとすれば~)
「またややこしいことになる!!」
大慌てでメールを開く。
その内容を見て、さらに私は驚いた。
「えっ!?何もない??」
本文は真っ白。
文字はおろか、絵文字さえも打たれてない。
「どういうこと??」
(まさか、あまりのことに、パニくって、操作を誤って、本文を打つ前に送ってきちゃったってこと・・・・・??)
そう自己分析した時だった。
ピヨピヨピー♪
「電話だ。」
着信が入る。
表示は――――――――――
「涼子ちゃん・・・」
(きっと、メールより、直接話した方が良いと思ってかけてきたのね・・・)
悪いことしたなー・・・
夏期講習で忙しそうなのに・・・
(てか、勉強の邪魔をしてごめん、涼子ちゃん。)
懺悔(ざんげ)の思いで、画面をタッチした。


