彼は高嶺のヤンキー様4(元ヤン)






「あの・・・いつ頃、帰ってくれば・・・・」

「とーぶん帰ってくるな!」

「ですから・・・」

「とーぶんだ!」

「で・・・ですが、単車を置きに帰るぐらいは~・・・」

「五十嵐のところにでも置かせてもらえ。着がえも置いてんだろう~・・・!?」

「わ・・・・わかりました。」

「甘えてんじゃねぇよ!」





けっ!というと腕組みしながら彼は言う。





「女に優しいは硬派モットーだが、優しすぎるのもアウトだ!」

「はい・・・」

「そこらへん考えて、走って来い!」

「・・・・いってきます。」





諦め単車にまたがれば、ガレージが自動的に開く。

瑞希お兄ちゃんがリモコンで開けてくれたんだと思って振り向くが、シラ~とした顔で私を見るばかりで何も言ってくれない。





「い、いってきます。」

「・・・。」





お見送りの言葉もなし!?



(うえーん!こんなのあんまりだよぉ~)




そんな思いでハンドルを握る。








バウンウウン!



「僕は無実だァァァ~~~~~~~~~~~!!」








エンジン音に合わせて叫ぶ。

公道へと急発進する。





「うう・・・・瑞希お兄ちゃん・・・」





ミラー越しでチラッと後ろを見れば、はやばやとガレージのシャッターが閉まり始めていた。





そうですか!

そこまで私が信用できませんか!!

こんなに愛してるって言うのに!!





(そりゃあ、ますみちゃんへのプレゼントはまずかったかもしれないけど、カンナさんへはおかしくないんじゃない。てか、涼子ちゃんへのお土産をそう受け止められたのが一番納得できない!!)



「こんなことなら・・・カンナさんとは恋人かも!?の誤解を解いておけばよかった~~~!!」



〔★行動の遅さが、敗因の原因だ★〕