「はずしなさいよ!」
「はあ!?」
「はずしなさいっての!」
「わ!?テメーなにする!?やめろっ!!」
「ピアスが何よ!ますみなんてね、ペアリングもらったんだからね!?」
「はあ!?ペアリング~!?」
「ほら、これよ!!」
そう言って、首にかけてあるネックレスをカンナさんに見せつけるますみちゃん。
「た、確かに・・・ペアだ・・・・」
「凛、どうしいうことだ!?ネックレスじゃなかったのか?」
「って、本当に盗み聞きしてたんですね、お兄ちゃん達!?」
動揺する瑞希お兄ちゃん達に、私も私で困る。
でも言うことだけ言った。
「ペアリングは違いますよ。ネックレスに2つのリングを通しただけのものです。」
「でも、元はペアリングだもん!ますみがほしがってたものだもん!!りっ君がフラれたら、ますみが彼女になるっていう約束のしるしでもらったんだから!」
「いやいや、そんな約束してませんからっ!」
「凛。」
「はひ!?」
否定した瞬間、首をつままれる。
「瑞希お兄ちゃん・・・?」
「高千穂にはピアスを、マスミちゃんにはネックレスを贈ったのか?」
かつてないほどの圧力を感じる。
顔は笑ってるけど、こめかみに青筋が浮かんでる。
「どうなんだ、凛?」
「そ、そうですが・・・」
「聞いてねぇーぞテメー!?」
「ぐは!?」
胸倉掴まれたと思ったら、体をゆさぶられる。
「な、なに・・・!?苦しいです、瑞希お兄・・・」
「俺が心苦しいわっ!!凛、お前~~~!!お兄ちゃんは、そんな話、聞いてないぞコラ!?」
「あ、それはしかたないですぅ~瑞希お兄様♪」
「お、お兄様だぁ!?」
ますみちゃんの声で、私への揺さぶりを止める瑞希お兄ちゃん。
ギョッとして聞き返す瑞希お兄ちゃんに、ますみちゃんは可愛く言った。


