「どうしてここに?」
「お姉ちゃんから、凛君が忍者に襲われて怪我してるって聞いたからお見舞いに来たの!!」
「・・・ちわっす。凛道さん。」
「あ、はすみさんまで・・・こんにちは。」
「これから行くってメールしたのに、見てないの!?」
「メール・・・・?え!?じゃあ、さっきの修羅場を収めたメールますみちゃんだったの!?」
「はあ!?またなにかあったの!?てか、ますみの心が修羅場だしー!」
「そうなんすよ。ますみは健気にも、凛道さんへメールだけじゃなく、LINEまで送って・・・既読もされずで、どーなんすか?」
「いや、ごめんごめん!今見るから!」
「ますみが目の前にいるのに、そういうことするの!?ますみを見なさいよぉー!」
「いや、見てないって怒ったから~」
「もうりっ君のそういうところが、ますみはキライ!!でも大好きだからね!?」
「どっちですか!?」
「ホントなら、今までの彼氏なら、ますみを迎えに来ることはあっても、わざわざ呼びつけることも、出向かせることもしなかったのよ!?」
「僕、ますみちゃんの彼氏じゃないです。」
「これからどうなるかわからないでしょう!?今日だって・・・・フェリターチがCLOSEの時は裏から入るのがルールでしょ?そう思って、わざわざ裏まで入ろうとしたら、りっ君が出てくるのが見えて~」
「あれ?ということは・・・・」
「ますみ、りっ君を驚かせようと思って隠れてたんだけどぉ~急に電話始めちゃったのよね・・・!」
「結構前からいたの!?」
それも最初から!?
「そんなことどうでもいい!りっ君!!『涼子』って、誰!?逆に驚かされたんですけど!?」
「え!?」
「ますみは妹みたいな存在で、涼子は良心ってなによぉ~!?何が志望校目指して頑張ってるよ!?だったら、休み時間は教科書見てなさいよ!」
「そこまで聞こえてたの!?」
「相手の女の声がデカかったからね!」
「いや、普通でしたよ。時々、大きくはなりましたが~」
「というか、まだまだ納得できないことが多すぎ!!ますみ以外にも、アクセサリーあげたんですって!?」
「なに?」
それでカンナさんの眉がピクリと動く。
「高千穂カンナにピアスをあげたって何!?今つけてるのがそれ!?」
そう言いながら、手にしていたフルーツ籠を姉に押し付けるますみちゃん。
カツカツとピンヒールを鳴らしながらカンナさんに近づくミス・桃山女学院。


